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旅館T社
旅館T社は西日本の有名旅館で10期連続で年間5,000万円の赤字を出していた。
旅館自体の売却を希望されていたが、債務超過で10期連続の赤字の状態でとても売却できる状態ではなかった。
まずは業績の立て直しが急務であり、しっかり利益が出る体質に戻すことを画策し、宿泊コンテンツの見直しを図った。
魅力のあるメニューがないことで機会損失していたことに着目し、まずは近隣のお客様向けにセットメニューの考案をした。
また新規顧客の獲得に向けて当時ブームになりかけていたアジアンヒーリングをメニューに取り入れ再生を図る。
まずは大手エージェントに営業を行い、顧客数を拡大。地道な努力が実り、一年目より営業利益で8,000万円、二年目には1.2億円を達成した。

債務超過の状態までは解消はできなかったものの、翌期以降も営業利益は同水準以上見込めていたため、結果億円で大手宿泊業者に売却することに成功した。

 

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